Web系エンジニアの案件の中には、Web用に作られたプログラミング言語・PHPを用いるものが数多くあります。中でも、PHPで作られたコンテンツ管理システムとして有名なWordPressを使った案件は常に溢れるほどあり、多くのエンジニアが通る道となっているのです。WordPressを使えば通常のブログから複雑なシステムまで、多種多様なWebサイトを作ることができます。管理画面をいじったり、プラグインを使ったりすることで、自分でコードを書かなくとも色々なシステムを実現できるのが何よりの魅力です。

しかし、クライアントのWebに関する知識量は様々です。中には苦手に思っているクライアントもいます。WordPressに慣れているエンジニアにとっては些細な作業であっても、そういうクライアントからしたら非常に有り難いことであるため、大変感謝されることがあります。しかしその一方で、クライアントが管理画面は使いこなせるが、既存のプラグインだけでは希望するシステムが実現できなかったり、新しくテーマを作る必要があったりする場合には、案件の難易度は格段に上がります。

WordPress自体がどのようなPHPのコードで作られているかをよく理解し、それに沿って一からコーディングを行っていく必要があります。場合によっては、セキュリティー面をしっかり考慮する必要も出てきます。まるで複雑なパズルのように難解なものもありますが、そのパズルを解けた時の達成感と、クライアントからの感謝はとても大きなものになります。このようにWordPressの案件と言ってもさまざまな種類があり、それぞれに異なる特徴や魅力、面白さがあるのです。